安心できる優良な
塗装業者の選び方
ご近所で外壁塗装工事が始まったり、訪問販売の業者が頻繁に来る様になったり、そろそろウチもかな?とお考えの皆さまへ。
実際にいざ見積もりを取ろうと思ってネットで調べたり、チラシを見たりしても「どこも同じ様なことを言ってるしどこに頼めば良いかよく分からない」こういう思いの方も多いと思います。
- 家を建ててくれた工務店
- ホームセンター
- 家電量販店
- ハウスメーカー
- ポータルサイト
- 地元塗装店
- 訪問販売業者
- リフォーム会社
と、依頼できるところは様々です。本当にお得に塗装工事をするにはどこに頼めば良いのでしょうか?このページで、本当のところを詳しくお伝えいたします。
外壁塗装工事に中間マージンが
必要な会社
ネット検索で、ポータルサイトを見て助成金や補助金が使えるかも⁉︎と思って安くなりそうだし、頼る人も多いと思います。
実際にはポータルサイトは塗装工事が出来る訳ではありません。紹介を受けた会社は紹介料を払い、成約をすれば売上の10%程度をポータルサイトに払っています。
ただ、中間マージンを払ってでも安心できる業者を紹介してもらうならば良いかと思う人も多いかと思います。
しかし、塗装会社とポータルサイト運営会社は一度も面談をすることなく、工事の実績も調べる事もなく、紹介されている事がほとんどです。
また、家電量販店やスーパーやホームセンターでも塗装工事の受付をしていますが、高い中間マージンが発生しています。
実際に上記の店舗に塗装が出来る職人がいるはずがないと分かっていると思いますが、ポイントがもらえたり、クーポン券が貰えるなどのサービスがあるので、そちらに注文する方もおられます。
そのポイントもクーポン券も冷静に考えれば工事費の中に含まれている事はお察しの通りです。
家を建ててくれた工務店やハウスメーカー、リフォーム会社も塗装職人はいません。提携している塗装会社が実際に工事をしています。
特にハウスメーカーの10年点検で「今のところ問題点はありませんでした」と言って、15年点検で「そろそろした方がいいですよ」と見積もりを持ってくる事が多いです。
点検をしても見積もりを持ってこない時もあるのでより信用してしまいます。しかし、その信用の勝ち取り方はマニュアルになっている事がほとんどです。
さらに、「ウチで工事をした場合、保証を延長できますがウチで工事をしない場合は何かあっても保証ができなくなります」という、囲い込みがマニュアル化されています。
だからと言って、塗装会社に頼めば失敗はないのか…?不安があるから小さな塗装会社に頼む事が難しいのだと思います。
ただ中間マージンが無く工事をしてもらえるので安い事は間違いないと思います。だから、安心できる塗装会社の見つけ方をお伝えいたします。
安心できる塗装会社の見つけ方
どこにある会社か?
「ホームページは立派だけど実際に行ってみたら車のシャッター付きガレージだった。」こんな事もあります。
だから実際に見に行くことをオススメいたします。できれば、社内に入り会社の雰囲気も確かめるとより安全です。
工事会社は家に近ければ近いほど、良いと思います。理由は何かあった場合、すぐに対応してもらえるかどうか?に掛かって来るからです。
社歴は?
社歴も長ければ長い方が良いと思いますが、社長が年配すぎる場合は社長の引退と共に消滅する会社もありますので、継承される方がいるかどうかも重要です。
外壁塗装は保証があるのが当たり前ですが、会社の消滅と共に保証も無くなる事が多いです。
日本の会社が生き残る可能性は、設立して3年で65%、10年で6.3%、20年で0.39%、30年経つと0.025%しかありません。
保証を10年出す会社は多いですが、設立後、間もない会社の場合10年後に存在する可能性は6.3%以下という事になります。
ですので、社歴が10年以上というのは、地域に必要とされてきた会社でもある証明なのです。
社歴が短くても10年残る会社は6.3%ありますが、10社に1社もありませんので見極めが重要になります。
ここ数年続くコロナウィルスの脅威により、上記の確率もないご時世です。簡単な見極めの1つの指標として10年以上続いている会社を選ぶ方が無難だと思います。
所有資格の確認
500万円以内の工事は建設業の看板すらいらない業界です。外壁塗装と屋根塗装と防水工事をセットでしても高くても200万円以内ですので、無資格の会社が多い業界です。
大手工事会社の下請けはできませんが、一般住宅の工事は出来るのです。だからほどんどの会社が無資格で経営しています。
塗装会社の場合、有機溶剤作業主任者(シンナーなどを扱う資格)、足場組み立て作業主任者(足場を安全に組むための資格)は最低限必要だと思いますが、その資格すら無い会社も経営ができます。
お見積りをする時、家の計測をするのですがその際に資格を持っている会社は、資格証を提示してくると思います。
その他、ドローンで屋根の点検をする事が主流ですが、法律が厳しくなっており、小型ドローンを無資格で飛ばしている会社も多いです。(昔は小型ドローンを無資格で飛ばす事が出来た)
技能資格は資格証が無く、賞状とバッジですのでホームページなどで確認してください。
他にあった方が良い資格、、
- 一級建築士
- 一級施工管理技士
- 雨漏り鑑定士
- 外壁診断士
- 住宅性能評価士
- サーモグラファー(国際ライセンス)
- ハナコレマイスター(外装カラーコーディネート資格)など
上記は資格証がありますので、持っているならば見せてもらえると思います。人柄だけではなく、資格証の有無を確認し、きっちりした会社かどうかを見極める事が外壁塗装工事の成功への道だと思います。
人生で1番高い買い物がお家と言う人は多いと思います。その大切なお家を工事するのできっちりした会社にきっちりした工事を出来るだけ低価格でしてもらう事が、大成功に繋がるのではないでしょうか。
知っておくべき訪問販売の特徴
訪問販売が来て、、、
で出来ると言われた事がある人も多いと思います。訪問販売がすべて「悪」とは限りません。しかし、訪問をしないと工事が無い会社である事は間違いありません。
訪問販売の営業マン(アポインター)は、1日に200〜300件程度営業を掛けて月に2〜3件のアポを取ることで生活をしています。つまり、断られ続けているのです。精神的にキツイ職業ですので、給料は高く設定されています。会社にもよりますが、1件取れると10万円〜20万円ほどもらえるのが相場の様です。
あと、クローザーと言われるスゴ腕の上司と一緒に家で説明をしてもらいます。会社にもよりますが、深夜帯まで粘ったり、その日のうちに大幅な値引きをし、契約を迫ってくる会社も多く存在します。
問題になっている高齢者や判断能力の低い人をターゲットにしている会社もある様なので、ご注意ください。
聞いた事があるひどい会社の例
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怪しい高額なお見積もり
屋根に不具合があるので、近くで工事をしているから1万円で直してあげますよ。と言ってきて、思った以上にひどくて屋根を全部交換した方が良いです。と言って高額の見積もりを持ってくる。
※実際に屋根がひどかったのか、ひどくしたのかは不明
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悪徳訪問販売が次々来る
悪徳訪問会社同士で繋がっていて、次々販売(1.外壁塗装→2.ふとん→3.健康食品→4.上浄水器→5.宝石→6.宗教の勧誘→7.シロアリ駆除)で、一度でも訪問販売で契約をした事があるターゲットリストを使用して次から次に販売される事。
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相場を大幅に超えた契約内容
相場で10万円程度の工事を100万円で契約する。
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対応が悪い・対応しない
無条件解約(クーリングオフ制度)を申し出ても応じてくれない。
実際に皆様はたくさんの人との出会いや別れを繰り返し、人を見る目を養ってこられたと思います。だからアポインターは新卒などを採用し、人柄が良く、額に汗をかき、純粋に頑張っている子が多いのです。
運営会社は新人研修などで、「地元の塗装店はひどい工事をしている。だから君たちが訪問をして地域の皆様を守ってあげなさい。」と教育されている事が多いです。
訪問販売会社は独自開発の30年以上持つ塗料を販売する事が多いです。しかし、OEMと言って、他社製品のラベルを貼り替え、他メーカーが作っている塗料です。
例えば、日本ペイントの売上が3000億円以上の会社でも開発できない塗料を訪問販売をしている会社が作れるとは信じ難いです。冷静に考えればそんなハズは無いと気付くと思います。
プロが知る塗装職人の特徴
塗装職人は経験と心意気と勉強する事で成長します。私の主観ですが、一人前と言われる職人は最低でも10年以上を経験しています。理想は20年〜30年の経験値は欲しいです。
しかし、職人不足の業界ですので外国人労働者や10代・20代の若手職人しかいない会社が多いです。
もう1つの指標は国家試験の一級建築塗装技能士が工事をしてくれるかどうか?です。
受験資格は実務経験7年以上、又は、2級建築塗装技能士合格後2年以上、又は、3級建築塗装技能士合格後4年以上の経験が必要です。
そして筆記試験と実技試験の両方を合格することにより、取得できます。ちなみに、自慢になりますが当社では、一級建築塗装技能士が8名と一級ウレタン防水技能士2名、一級FRP防水技能士1名、一級大工技能士が1名在籍しています。
私自身は、国家試験の合否を決める検定員をしています。差別をしている訳では無いのですが、外国人労働者は3年(お互いに求めた場合は2年延長可)で帰国しないといけないので弊社の考え方に合わず、採用しておりません。
塗装の費用の半分ほどを占めるのは人件費です。人件費の安い職人を使えば会社は儲かります。
しかし、品質を決めるのは、、、
ですので、職人の費用を下げる訳にはいきません。塗料は、半製品です。扱う職人によって、商品価値が決まります。
拘れば、拘るほど費用は高くなりますが、中間などをゼロにして、塗料メーカーとの信頼関係を高くして、安く仕入れる努力をし、野立て看板などのPRを減らし、経費を抑え、良い工事の薄利多売をする会社を目指しております。
相見積もりは3社以上に依頼!
相見積もりを3社に依頼する理由は、比較するべきだからです。
外壁塗装を検討されている方で、よく陥ってしまう事例が「知り合いに頼む」です。知り合いに頼むと細かいことまで言うのは悪いと思い、妥協をしてしまいます。
深い人間関係で細かい事でも遠慮をする事なく言えるならば良い事です。
そして、一括見積もりサイト(ポータルサイト)などで、色んな企業から連絡が来過ぎてしまうことにより、業者選びが難しくなる場合もあります。
その結果、「値段が安かった」、「営業担当者の印象が良かった」といった、根拠の無い決定をしてしまい、工事業者を選んでしまうことになります。
資格以外で信頼できる塗装会社&塗装職人の見極め方
外壁塗装の劣化が気になっている方も多いのではないでしょうか?
もしかすると、訪問営業や業者などに、「外壁の塗装が劣化をしています」と、指摘されたことがきっかけで、心配になって調べた方も多いかと思います。
外壁塗装(塗料)は経年とともに必ず劣化します。塗装が劣化をすると、雨漏りの発生リスクが高まるだけではなく、お家自体の寿命を縮めてしまうことがあります。そのため、事実、劣化をしているのであれば、必ず補修が必要となります。
- 金属部のサビ
- ヘアクラック
- 苔、カビの
発生 - チョーキングの
発生 - 色褪せ
- 汚れが目立つ
外壁塗装での悪徳業者を見分ける方法
多くの方がこうしたお悩みや不安を抱えてしまうのは、実際に、、、
という、塗り替え工事の失敗談による、実体験が多いのも事実です。これらの経験をした方も色々悩んだ結果、判断が出来なかった事が大きな原因です。
この記事の「信頼できる業者」とは別に、悪徳業者の見分け方や、訪問販売の業者などの解説をご紹介しますので、ご参考にしてください。