色選びのコツ
外壁塗装でオシャレに!

外壁も綺麗におしゃれに!

外壁塗装を検討中の皆さまへ。

外壁塗装もおしゃれに楽しむ

どこの業者に依頼するかはお値段も大事ですが、施工品質や実績ももちろん大事です。そして40代〜60代のお客様に多いのは、出来るだけオシャレにしたいとの要望が増えております。

私は丁度、その年代のど真ん中ということもあり、理由が想像できます。10代の頃からファッションに非常に興味があり、年齢とともに「ちょいワルオヤジ」や「美魔女」などの言葉が世の中に溢れてきました。

これらの言葉は私たちの年齢の上昇とともに増えていきました。つまり、昔から今まで1番ファッションに興味のある人が変わっていないという事かもしれません。

若い世代も当然オシャレをしますが、私たちの年齢ほどオシャレに執着してきた年代は無いのではないでしょうか?笑

外壁塗装を10代の頃から今まで生業としてきた私からアドバイスをさせていただきます。

家の外観がギラギラするのは嫌だけど艶がある方が長持ちするとも聞いたことがある。どうしよう?どんな色(外壁塗装)が自分の家に似合うのだろう?白い家にしたいけど、やっぱり汚れんだろうなぁ…。どんな色(外壁塗装)なら飽きがこないのだろう?

様々な悩みがありますよね。1つずつ解説させていただきます。

得する豆知識色選びで失敗しない

外壁塗装は実際に見て選ぶ

最近では、カラーシミュレーションで色を提案する業者が増えてきました。イメージが表現しやすいので良いものだとは思います。

しかし、カラーシミュレーションを表示する画面、プリントなどの色はパソコンやタブレットの表示する色合いや明るさによって実際の色と異なることが多いです。

カラーシミュレーションで気に入っていたのに実際と全然違うという事が起こります。その他にも、面積効果という小さなサイズで見た色は濃く見えるという現象比較する近隣の家の明度や彩度によっても違って見えるものです。

ですので、大きめのサンプルでイメージしてもらう方がクレームが少ないという経験があります。

お客様が近隣の家を写真に撮り、メールで「こんな感じにしたい」と連絡いただいても弊社のパソコンとお客様の端末の明るさ設定などが異なる場合、違うイメージを持ってしまいます。

さらに、サッシや扉の色、ベランダの大きさによっても違う色に見える事もあります。大変だとしても実際に現地で見てアドバイスを聞きながら決めていく事を推奨しております。

専門家推奨順主な色選びの方法

  • 外壁塗装の色見本01

    色見本を見ながらのアドバイスを聞いて決定

  • リアルにわかるカラーシュミレーション02

    カラーシミュレーション

色見本は面積の大きいものを使う~面積効果~

面積効果(色の見え方を理解する)

塗料メーカーは、塗料ごとに色見本を作成しています。色見本から選んで塗装工事をするのですが、ここで重要な注意点があります。先ほども紹介しましたが、「面積効果」がその1つです。

お家のクロスを選んだ経験がある方なら想像しやすいと思いますが、実際に貼ってみると思ったより色が薄かったということはありませんか?

A4サイズの色見本以上で選ばないと色のイメージは大きく変わります。ただ、人によってその差は違います。

視力は測ることはあると思いますが、色彩の度合いを測った事がある方はほぼいないと思います。信号機の青色が緑に見える度合いは人によって違うのです。

グレー色とベージュ色の細かい違いまで見える人は10人に1人いるかどうかです。だから現地で太陽の光の下で選ぶことをオススメします。

面積効果(色見本で見たときと、実際の外壁塗装では見え方が変わる)

色の見た目は、日光や照明の種類などの「光源」によっても違うように見えてしまいます。

色見本を見るときは必ず屋外でみるようにしましょう。室内の蛍光灯の下で見る色と、屋外の太陽光の下で見る色は全然、違って見えます。

当然、工事後の外壁を見るのは太陽光の下ですので、外で確認する方が、より工事後の色のイメージに近いです。さらにいうと、天気や季節、時間帯によっても変わってくるので様々な環境下で確認してみましょう。

同じ塗料でも見る環境によって見える色が異なります。

周囲の景観を考慮する

外壁塗装の時代変化

外壁の色選びは住宅周辺の景観を考慮することも重要です。近隣の景観にマッチしない色を選ぶと、悪い意味で目立ちます。

例えば、ニュースになったお話ですが、「まことちゃん」で有名な楳図かずおさんが東京の吉祥寺の閑静な住宅地に、赤と白のボーダーカラー(通称:まことちゃんハウス)で塗装したことにより、周辺の住民からの苦情が殺到したという、お話があります。

そこまでの派手な色にしたい方は少ないとは思いますが、地域によっては景観条例というものがあり、色選びが限定されることもあります。

そして、最近の新しい家を見て「あんな感じにしたい」との要望もあります。しかし、家の形や屋根の形、また塗り替えをしないサッシの色によって似合う/似合わないがあります。逆に言うと、あなたの家に相応しい色合いもあるのです。

外壁塗装は今現在気に入っている色で選ばれる方もいますが、塗料にもよりますが10年〜20年先まで住む家になりますので、10年後のライフスタイルも含め、考える方が失敗は少ないと思います。

例えば、娘さんが10年後には結婚という大きなイベントを迎える可能性がある場合、お婿さんが挨拶に来る事もあるでしょう。その場合、温かい家庭で過ごした大切な娘だと印象を持ってもらうため、優しい色合いを選ばれる方もおられます。

また、老後でカッコいいライフスタイルを思い浮かべ、はっきりとした黒、はっきりとした白を選ばれる方も増えております。

また、樋は15年くらい前まではサッシの色に合わせている場合がほとんどです。最近では、樋は壁の色に合わせて設計されている事が多いです。

外壁塗装のツートーン

新築とは元の作りが違うということもあり、同じ色にしても似合わない色合いになることもあります。プロの業者の意見を聞いて色選びをしましょう。プロの方でもセンスや趣味の合う人かどうかも業者選びの基準にするのも良いでしょう。

また、壁の色は3回〜4回塗りが主流ですし、塗料も厚みがあるので、飛石などで捲れても下地の色が見えることはほとんどありませんが、樋や破風板や雨戸などに使う塗料は厚みがないため、もし捲れたら下地が見える事がありますので、現状色で塗装をした方が良い場合もあります。

またツートンカラーの場合、「面」で色分けするのではなく、「3D」で色分けすることを推奨しています。

外壁リフォームは大きなイベント

外壁塗装は経済的に見ても大きなイベントだと思います。私は普段仕事をしていない時は普通のお父さんです。家族で買い物に行ったり、外食に行ったりする一般人です。

私の生活にとって優先順位は、

  • 1.子供のこと(習い事や進学の事や就職の事など)
  • 2.親や妻を含めた家族のこと(健康の事や旅行や家具や家電製品)
  • 3.車の買い替えや友人との趣味
  • 4.その他

家のリフォームは上記より下位に大切です。ですので、あまり深く考えることは無いと思います。

でも、大切な衣食住の住にあたる部分なので、どうせするなら長持ちし、今よりも気に入る色を見つけて喜んで欲しいと考えています。

参考までに!色の持つ力で色選び

色彩心理学における色の意味、効果また与える影響、もしくは風水での色選び。

  • 赤系の外壁塗装

    熱さ・強さ・興奮・情熱をイメージする色です。

    前向きな気持ちになったり、やる気が出たり、気分を高揚させたりする効果があります。

  • オレンジ系の外壁塗装

    明るさ・元気さ・暖かさ・可愛らしさをイメージする色です。

    楽しい気持ち、親しみやすさ、明るさを得られる効果があります。

  • グリーン系の外壁塗装

    落ち着き・自然・平和・やすらぎをイメージする色です。

    疲労回復、リラックス効果を得られる効果があります。

  • 青系の外壁塗装

    悲しみ・冷静・自然・孤独・誠実・自由・海・空をイメージする色です。

    集中力を高めたり、冷静な判断が得られる効果があります。

  • 紫系の外壁塗装

    大人・セクシー・神秘的・不安・気品・ミステリアスをイメージする色です。

    個性を感じさせ、感性を刺激し興奮状態を落ち着かせる効果があります。

  • ピンク系の外壁塗装

    恋愛・若さ・可愛さ・女性らしさ・優しさをイメージする色です。

    晴れやかな気持ちにしたり、恋を意識させる効果があります。

  • 黒系の外壁塗装

    暗黒・かっこよさ・大人・シック・高級・重厚感などをイメージする色です。

    ポジティブともネガティブとも取れる色です。不安を与えたり、気持ちを引き締めたりする効果があります。

  • グレー系の外壁塗装

    都会・不安・曖昧・迷い・かっこよさ・クールさ・洗練をイメージする色です。

    気持ちを落ち着かせたり、落ち着いた印象を与える効果があります。

  • 茶系の外壁塗装

    自然・田舎・温もり・落ち着きをイメージする色です。

    温もりを感じ、信頼感を与え、緊張を和らげる効果があります。

  • 白系の外壁塗装

    純粋・神聖・清潔・正しさ・清らかさ・結婚をイメージする色です。

    無、汚れなし、すっきり、軽やかな印象を与える効果があります。

風水の事は黄色が金運という事以外よく知りません。(笑) ご興味がある方はご自身で調べてアドバイスをください。

今現在のライフスタイルではなく、今後望まれるライフスタイルに近い印象を持った色を選ぶのも外壁塗装の1つの基準にしてみてはいかがでしょうか?

こういうアドバイスが出来る業者かどうかは皆様が相見積もりを取り、探してみてください。

外壁の汚れやすさ・色褪せを考慮する

劣化や汚れも考慮して外壁を決める

せっかくお家をオシャレに塗り替えたのに、塗料の種類にもよりますが、年月が経つにつれて汚れが目立ってきたり、色が褪せてきます。

汚れやすさで分かりやすいのは、車と一緒だと思ってください。黒は白っぽい汚れが目立ちやすく、白は黒っぽい汚れが目立ちやすい色です。

色褪せに関しては、日当たりのキツい所ほど色褪せます。白だけは、色褪せても白ですので色褪せの心配はありません。白以外の色は色褪せしますので、ご注意ください。

ただ、塗料の性質がすごく良くなっている塗料もあり、ほとんど色褪せが分からない塗料もあります。

例えば、自然に存在する(無機)色はほぼ色褪せしません。岩、石、ガラス、タイル、瓦、コンクリートブロックなどはほとんど色褪せしません。

塗料の顔料が無機を多く含むものも沢山ありますので、業者に教えてもらってください。ただ、無機塗料やフッ素塗料は弱点があり、ヒビが入りやすいです。樹脂が硬いので地震に弱いのです。

塗料によっては無機顔料を豊富に使っているのに柔軟性を持ったハイブリット塗料もありますので、オススメです。

塗装職人の技術と知識でも汚れやすさは変わります。

汚れやすさに関しては、塗料の性質は基本、低汚染性があります。それでも排ガスや植物が近くに沢山ある場合はせっかく塗装をした外壁も汚れ、苔、カビなどが発生する場合もあります。

光触媒や超低汚染性の汚れに対して相当強い塗料も多くありますので、汚れが気になる方は業者に伝えて提案してもらってください。

また、塗装職人の技術と知識によっても汚れやすさは変わります。例えば、ローラーの転がし方を縦方向にすればローラー目が縦になるので、ローラー目に汚れが引っ掛かりにくくなります。

そもそも、ローラーでかすり(=塗料がローラーにほとんど付いていない状態で力を抜いて転がす方法)と言う方法で転がせば余計な塗料を吸い取り、ローラー目がほとんど出なくなります。

※最低10年は経験が必要。経験が長くてもセンスの無い方も残念ながらおられます。

そのため、数年経った後になって後悔する人も多い様です。濃い色でも汚れは完全にはつかない事は出来ませんが、劣化した様なイメージを小さくすることができるということを念頭に色を決めれば、後になって後悔することを避けることができます。